このページの、いちばんはじめの画像は、『バイトでウィザード』1巻から。
主人公は、豊花(ゆたか)と京介。双子のきょうだい。
2人は、「光流脈使い」というのを仕事にしている。その「光流脈使い」というのは、なんなのかというと、
大地を流れる
光流脈の力を引き出し
澱みから守り清める
というもの。
で、ここに。
「光流脈使い」の2人に、ひとつの仕事が舞いこむ。
さいきん、このあたりに「澱み」をつくっているヒトがいるらしい。しかも、同僚の瑠々(るる)が、そいつにやられてしまった。
そこからが、引用のシーンとなります。
「打ち返し」がつかわれているのは、- 豊花(ゆたか)「あの
- 手段のためなら
- 目的を選ばない
- 瑠々(るる)が
- やられるなんて…」
というところです。
そう。ふつう「目的のためなら手段を選ばない」
という言いまわしがつかわれる。なのに、「手段のためなら目的を選ばない」
になっている。だから「打ち返し」だというわけです。
そして。
たしかに瑠々(るる)は「手段のためなら目的を選ばない」のです。手榴弾やバズーカ砲を使うのが大好き。だから、そういった戦闘グッズを使うという手段のためなら、それがどういう理由であってもいい。つまり、目的は二の次なのです。
まあ。難をいえば。「目的のためなら手段を選ばない」
というフレーズは、それほど「ことわざ」っぽくない。なので、例としてあげるのにピッタリ適しているとはいえない、といったあたりです。
なお。googleによると、「手段のためなら目的を選ばない」
は、867件がヒットしました(2008年12月現在)。