引用は、『ランダムウォーク』1巻から。
舞台は、とある中学校。主人公は「立石亜由」という女の子。そして彼女と仲のいい関係になっているのが、「架地哲士」という男の子。
とある日、転校してきた「佐倉仁菜」という女の子と知り合いになる。彼女は実は、魔法王国から留学してきた魔女っ子。
その「仁菜」が、放課後の教室で「架地」が一人で何かをしているのを見かける。
よくその行動をよく観察していると…。なんと、料理部の人たちが作ったクッキーを捨てている!
それが引用のシーンです。な なんで
捨てちゃったの?
という「仁菜」の質問に対して、顔も名前も
知らねー奴の
作ったもんなんか
食えるか
キモい
と答える。その「キモい」というのが、「短縮語」にあたる言葉です。
この言葉を細かく分けると、「
語中音消失」になります。「キモチわるい」の「ちわる」の部分が省略されて、「きもい」になっているからです。