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「地獄の底」=たとえられるもの | |||
抽象化の提喩 | |||
( | 「地獄の底」がもっているいろいろな性質の うちで、ある抽象的な点に着目する) | ||
「すごい危ないところ」という点まで抽象化される | |||
具体化の提喩 | |||
( | 「すごい危ないところ」というカテゴリーに 含まれる、具体的な個別例を考えてみる) | ||
「インデックスについていく」=たとえるもの |
「小泉リサと大谷敦士」=たとえられるもの | ||||
抽象化の提喩 | ||||
( | 2人がもっているいろいろな性質のうちで、ある抽象的な点に着目する) | |||
「背の高さがデコボコ」という点まで抽象化される | ||||
具体化の提喩 | ||||
( | 「身長がデコボコだ」というカテゴリーに含まれる、具体的な個別例を考えてみる) | |||
「オール阪神・巨人」=たとえるもの |
メタファー | |
定義 | いろいろな比喩を、全部含めたもの。 つまり、提喩とか換喩とか擬人法とかの総称。 |
意味が近い用語 | 「比喩」とか「たとえ」とか「なぞらえ」とか「転義」とか、 そういったことばに近い。 |
広義と狭義 | 「広い意味での隠喩」「広義の隠喩」といったばあいには、こちらを意味する。 |
一般的な使いかた | カタカナで「メタファー」といったばあいであっても、 こちらを意味しているとは限らない。 「隠喩」のことかもしれないので、注意しなくてはいけない。 |
英語との関係 | 欧米でmetaphorといったばあいには、 こちらの意味であることが一般的といえる。 |
このサイトでの 用語の使いかた | このサイトでは。 「メタファー」という単語は、めったに書いていない。 たいていのばあい、「レトリック用語」ということばを使っている。 これは、ある意味で「逃げている」言いまわしなのですが。 |
隠喩 | |
定義 | 「○○みたいな」といった目印を使わずに、似たことばによってたとえること。 |
意味が近い用語 | —— |
広義と狭義 | 「狭い意味での隠喩」「狭義の隠喩」といったばあいには、こちらを意味する。 |
一般的な使いかた | 漢字で「隠喩」といったばあいには、こちらを意味していると考えていい。 ただし翻訳本については、「レトリック(≒メタファー)」という意味で 「隠喩」という訳をしていることもあるので、注意しなくてはいけない。 |
英語との関係 | —— |
このサイトでの 用語の使いかた | このページで説明しているレトリック用語は、 こちらの「隠喩」についてのもの。 |