引用は、『ARIA』2巻からです。
とりあえず舞台設定を、かんたんに書いておくと…。
火星に移住し、火星で暮らしをしている人々。じつは、火星の地下には「地重管理人」という人たちがいて、火星の重力を1Gに維持してくれている。その重力維持をするときに使うのが、オルガンのようなかたちをした装置。このオルガン(ような装置)で音を奏でて、それで重力を維持しているわけです。そして、このオルガンを使うときに、音が演奏される。
だから、重力の維持をすると、「不思議な音色」がする。
「この惑星に住むすべてのものが お互いに ひかれあう力」、つまり重力の音がする。
そして、- それは まるで
- 火星(アクア)が奏でる
- 星の歌声のようでした
といった表現になっているわけです。
この表現は、「まるで○○のようでした」というかたちになっています。ですので、「直喩」ということになります。