- 押韻・韻を踏む
- 『万葉修辞の研究〈山口正著作集 第一巻〉』(山口正/教育出版センター)
- 「押韻」というものを、どのように考えるか。それについては、2つの切り口があります。1つは、英語学からのアプローチ。これは、ヨーロッパの言語に照らして考えていくことになります。もう1つは、国語学からの分析。こちらだと、日本語への適用を視野に入れた論理となります。
なのですが、残念なことに。2つの考えかたを、両方とも組み入れた本というのが見あたりません。どうしても、どちらか片方だけの説明で終わってしまうものばかりなのです。
そういったわけで。ここで紹介する参考図書が、「押韻」を広く説明するものではありません。ですが、「押韻」について深く説明してある本として、この本を紹介しておきます。